ドキュメントルート(DocumentRoot)

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ApacheはWWWサーバですのでクライアントからコンテンツのリクエストに対して対応するコンテンツを返します。それらのコンテンツを配置しておく場所を「DocumentRoot」で指定します。

DocumentRoot ディレクトリ

ディレクトリは絶対パス、又はServerRootからの相対パスで指定します。最後にスラッシュ(/)は記述しないで下さい。

それでは「httpd.conf」ファイルで「DocumentRoot」で検索してみてください。33行目付近に次の記述が見つかります。

#
# DocumentRoot: The directory out of which you will serve your
# documents. By default, all requests are taken from this directory, but
# symbolic links and aliases may be used to point to other locations.
#
DocumentRoot "D:/Apache Group/Apache2.2/htdocs"

よってWWWサーバとして公開するコンテンツは「D:/Apache Group/Apache2.2/htdocs」ディレクトリ以下に配置していくことになります。

配置されたファイルとクライアントからのリクエストの関係は次のようになります。

ブラウザからのリクエストURL
http://localhost/index.html
クライアントへ返される実際のファイル
D:/Apache Group/Apache2.2/htdocs/index.html

ブラウザからのリクエストURL
http://localhost/sub/index.html
クライアントへ返される実際のファイル
D:/Apache Group/Apache2.2/htdocs/sub/index.html

ブラウザからのリクエストURL
http://localhost/img/image.gif
クライアントへ返される実際のファイル
D:/Apache Group/Apache2.2/htdocs/img/image.gif

現在Apacheへブラウザからアクセスすると次のような画面が表示されます。

ドキュメントルート(DocumentRoot)

これは「D:/Apache Group/Apache2.2/htdocs/index.html」が表示されています。

ドキュメントルート(DocumentRoot)

サンプル

では試しに下記のような簡単なHTMLファイルを作成してドキュメントルートのディレクトリに入れてみます。

hello.html

<html>
<head><title>test</title></head>
<body>
<h1>Hello AdminWeb</h1>
</body>
</html>

ドキュメントルート(DocumentRoot)

ブラウザを立ち上げて頂き次のURLへアクセスして下さい。

http://localhost/hello.html

次のように表示されます。

ドキュメントルート(DocumentRoot)

( Written by Tatsuo Ikura )