複数のコマンドを続けて実行

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コマンドプロンプトでコマンドなどを実行する場合の書式は次の通りでした。

コマンド名

コマンド名やプログラム名などを入力してEnterキーを押すとコマンドやプログラムが実行されます。実行が完了すると次のコマンドなどを入力して実行することができますが、一度の入力で複数のプログラムを続けて実行するには次のように記述します。

コマンド名1 & コマンド名2

続けて実行したいコマンドを「&」を間に挟んで記述します。この時、リダイレクトやパイプなどのように標準入力や標準出力に関する特別な処理は行われず、単に記述したコマンドを左から順に実行していくだけです。

また2つ以上のコマンドを続けて実行したい場合には、同じように「&」を間に挟んで続けて記述して下さい。

コマンド名1 & コマンド名2 & コマンド名3 & コマンド名4

例としてDIRコマンドを実行後にメモ帳を起動するには次のように入力します。

dir & notepad

この場合、「DIR」コマンドの実行をまず行い、その後でメモ帳の起動を行います。それぞれのコマンドの実行やプログラムの実行は独立しており1つ1つ実行した場合と違いはありません。

サンプル

では実際に試してみます。今回はreport.txtというファイルをreport_back.txtというファイルにコピーし、その後でコピーされたファイルの中身を出力してみます。

p1-1

Enterキーを押して実行してみます。

p1-2

まず「copy report.txt report_back.txt」が実行されファイルがコピーされます。その後で「type report_back.txt」が実行されコピーされたファイルの中身が画面に出力されています。

このように「&」を区切り文字としてコマンドを続けて記述すると、記述した順にコマンドを続けて実行させることができます。

( Written by Tatsuo Ikura )