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カレントディレクトリとカレントドライブを同時に変更
カレントディレクトリの変更は現在のカレントドライブだけではなく他のドライブも変更が可能です。
ドライブを指定してカレントディレクトリを変更するには次の書式を使用します。
cd ドライブ:パス
例えばDドライブのカレントディレクトリを変更するには次のように入力します。
cd D:back
この場合、Dドライブのカレントディレクトリが、現在のカレントディレクトリに含まれる「back」ディレクトリに変更されます。
注意すべき点はこの書式では指定したドライブのカレントディレクトリは変更しますが、現在のカレントドライブと別のドライブに対する変更であった場合にはコマンドプロンプトでの表示は変更されないいうことです。
具体的に見てます。現在Dドライブを表示しているとします。
この時、Cドライブのカレントディレクトリは「C:¥cdtest」だとします。
ではカレントドライブをDドライブに戻してから、Cドライブのカレントディレクトリを1つ下の階層の「dat」ディレクトリに移動します。
この操作でCドライブのカレントディレクトリは変更されているのですが、コマンドプロンプトの表示はDドライブのままです。ではCドライブのカレントディレクトリが変更さえているのか確認してみます。
Cドライブのカレントディレクトリが変更されていることが確認できました。
他のドライブのカレントディレクトリを移動すると同時に表示も変更する
現在のカレントドライブとは別のドライブのカレントディレクトリを変更すると同時に、カレントドライブの変更も行うには次の書式を行います。
cd /D ドライブ:パス
具体的に見てます。現在Dドライブを表示しているとします。
この時、Cドライブのカレントディレクトリは「C:¥cdtest」だとします。ではCドライブのカレントディレクトリを1つ下の階層の「dat」ディレクトリに移動すると同時にコマンドプロンプトのカレントドライブもCドライブにします。
このようにカレントドライブの変更も同時に行われています。
( Written by Tatsuo Ikura )