アプリケーションの起動と停止

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XAMPPによって様々なアプリケーションがインストールされていますが、デフォルトではアプリケーションは起動していません。Webサーバやデータベースを利用するにはアプリケーションを起動しておく必要があります。ここでは各アプリケーションの起動方法及び停止方法について解説します。

1.アプリケーションの起動
2.アプリケーションの停止
3.バッチファイルを使った起動と停止

今回は例としてWebサーバであるApacheの起動を行ってみます。まずは確認のためApacheを起動する前の挙動を調べておきます。ブラウザを立ち上げてURLの部分に次のように入力して下さい。

http://localhost/

これはブラウザを起動したPCと同じPC上で動作するWebサーバへアクセスしようとしています。現状ではApacheは起動していませんので次のような表示になります(ブラウザによって画面は異なります)。

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ではApacheを起動します。XAMPPコントロールパネルを起動して下さい。

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Apacheの行にある「Start」ボタンをクリックして下さい。

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Apacheが起動し、Apacheの行にPIDやポート番号が表示されます。またコントロールパネルのテキストエリアにもApacheが起動したことに関するメッセージが表示されます。

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では改めてブラウザを立ち上げ「http://localhost/」へアクセスして下さい。今度はWebサーバであるApacheが起動していますので、次のようにアクセスしたURLに対するコンテンツがブラウザに帰ってきて表示されます。

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表示されている各言語の一番右に表示されている「日本語」と書かれたリンクをクリックして下さい。今回インストールしたXAMPPに関する情報が表示されます。

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いったん起動したアプリケーションは明示的に停止するかXAMPPが軌道しているPCなどの電源を落とすまでは起動した状態が続きます。XAMPPコントロールパネルを閉じてもアプリケーションは停止しません。

アプリケーションを停止させる場合もXAMPPコントロールパネルから行います。起動しているアプリケーションはボタンのラベルが「Start」から「Stop」に変わっています。

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それでは現在起動しているApacheを停止してみます。Apacheの行にある「Stop」ボタンをクリックして下さい。

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Apacheが停止します。改めて起動したい場合には同じように「Start」ボタンをクリックすれば起動します。

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通常はXAMPPコントロールパネル経由で行うのが簡単とは思いますが、用意されているバッチファイルを使うことでコマンドラインからアプリケーションの起動と停止を行うこともできます。XAMPPをインストールしたディレクトリをご覧下さい。

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「apache_start.bat」と「apache_stop.bat」のようにアプリケーション毎に起動用と停止用のバッチファイルが用意されています。このバッチファイルをダブルクリックすることでアプリケーションを起動したり停止したりすることができます。

それではApacheを起動してみます。「apache_start.bat」をダブルクリックして下さい。次のようなコマンドプロンプトが表示されApacheの起動が完了します。(コマンドプロンプトの画面は閉じないで下さい)。

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ここでXAMPPコントロールパネルを見て頂くと、コントロールパネル上でもApacheが起動していることが確認できます。

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Apacheを停止する場合は「apache_stop.bat」をダブルクリックして下さい。今度の場合も新しいコマンドプロンプトの画面が表示されますがすぐに閉じます。またApacheを起動した時に表示されたコマンドプロンプトの画面も自動的に閉じます。これでApacheが停止しました。

XAMPPコントロールパネルを見て頂くと、コントロールパネル上でもApacheが停止していることが確認できます。

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このようにアプリケーションの起動用と停止用のバッチファイルを使うことで、コントロールパネルから行う場合と同じように操作が可能です。

( Written by Tatsuo Ikura )