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カレントディレクトリの表示(CD)
コマンドプロンプトでは常にどこかのディレクトリを表示しています。現在表示されているディレクトリがカレントディレクトリです。
カレントディレクトリを表示するにはchdirコマンドまたはcdコマンドを使います。
chdir
cd
※chdirコマンドとcdコマンドはまったく同じです。
コマンドプロンプトで現在表示されているドライブとカレントディレクトリが表示されます。
ディレクトリを移動すれば、移動した先のディレクトリが新しいカレントディレクトリとなります。
カレントディレクトリはドライブ毎に分けて管理されています。例えばCドライブを表示している時にはCドライブのカレントディレクトリを表示しますが、Dドライブに移動すればDドライブのカレントディレクトリが表示されます。Dドライブから再度Cドライブに戻れば、記憶されていたCドライブのカレントディレクトリが表示されます。
サンプル
では実際に試してみます。現在Cドライブを表示している状態でカレントディレクトリを確認します。
Dドライブに変更します(ドライブを変更するには「カレントドライブの変更」を参照して下さい)。この時、Cドライブのカレントディレクトリは記憶されています。
この時、Dドライブのカレントディレクトリとして記憶されていたディレクトリが表示されます。
ではCドライブに変更します。
Cドライブに移動しましたので、Cドライブのカレントディレクトリとして記憶されていたディレクトリが表示されます。
このようにドライブ毎にカレントディレクトリを管理しています。ドライブを変更するとそのドライブのルートディレクトリに移動するわけではないので注意して下さい。
他のドライブのカレントディレクトリを表示する
単にcdコマンドを使うと現在のドライブのカレントディレクトリを表示しますが、他のドライブのカレントディレクトリを表示するには次のようにします。
cd ドライブ名:
cdの後に半角スペースを一つ空けてドライブ名+「:」を指定して実行します。
ではDドライブのカレントディレクトリを表示させてみます。
Dドライブのカレントディレクトリが表示されました。この時コマンドプロンプトの表示位置は変わりがありません。
( Written by Tatsuo Ikura )